「お弁当の日」から学んだこと

「お弁当の日」という取り組みは、魚戸おさむさんの『玄米せんせいの弁当箱』という漫画を読んで知りました。
今日はその「お弁当の日」を提唱しておられる竹下和男先生のお話を聞いてきました。
竹下先生の講演は、広田小学校の5年生とその保護者向けてもので、私も久しぶりに小学校の体育館という場所にお邪魔して、子供達と一緒にお話を聞きました。

竹下先生が一番子供達に伝えたかったこと。

人間らしく生きて、人生を楽しんで欲しい。

そのために、子どもの頃から遊びの感覚で料理を楽しんで、喜んでもらう体験が大切だということでした。
今は家庭でそんな体験をすることなく大人になる子供達が多く、料理や子育てが面倒くさいと他人事のように受け止められなくなっている大人が増えていることを竹下先生はとても懸念されていました。

私は普段、食べることが大切、ミネラルなどの不足しがちな栄養を摂取することをお客様にもお伝えしてきました。子育て中のお母さんを応援する健康教室でもそれを伝えたいと思ってやっています。

だけど、もっと根本的な子どもの頃の料理の体験や家族のために料理をして喜んでもらうことの意味を理解すると、私の意識が変わりやれることが変わってくるのではないかと感じました。

面白いことに、竹下先生の講演では食育にとても熱心な担任の福田先生やPTAのお母さんだけでなく、東京から映画のプロデューサーの方や長崎の理学療法士の方、武雄市の観光協会の方も来られていて、いろんな方の関心の高さが伝わってきました。

学校だけでなく、いろんな方向から竹下先生の仰る「人間らしく生きて人生を楽しんで欲しい」ためのプロジェクトを進められたらいいなと思いました。
私も「まちの保健室」としてその一員になれる可能性を感じ嬉しく思いました。
子どもたちが集う場所に行くと、私は不思議な力が湧いてくるような気持ちになりました。

《ふ》

2019年02月01日