上海研修
2泊3日で上海へ研修旅行に行ってきました。
昨今は中国でも西洋医学がメジャーにはなっていますが、古来から伝わる中国の伝統医学は今でも発展し続けています。
日本で使われている漢方薬は日本独自で発展したもので、理論や診断法、生薬の種類や分量も古典のものとはまた違っています。
今回は上海中医薬大学付属病院で中医学専門の外来を見学させて頂きました。
まず違うのは、血液検査をしたり、レントゲン検査をしたりという事がありません。
どういう症状なのか、体の状態を詳しく聴いていき、顔色や表情、脈、舌を観察して、診断します。
それに応じて、先生が生薬を組み合わせていきます。
日本のように病気に対して同じ薬ではなく、一人一人オリジナルで、一つとして全く同じ内容というのはないんです。
最近オーダーメイド医療という言葉をよく耳にしますが、中医学は4000年以上前からそれを実践してきた歴史と経験があります。
漢方は本当に大変奥深く、私もまだまだ勉強中なのですが、少しでもここで得た体験をお客様にお返しできたらと思います。 《陽》